福岡龍一郎 野田佑介
青森県八戸市で1月、宮本望愛(のの)ちゃん(当時5)に自宅の浴槽内で水をかけて放置し、低体温症で死なせたとして、いずれも無職で母親の宮本菜々美(22)と内縁の夫の関川亮(31)の両容疑者が、傷害致死の疑いで逮捕された事件。県警は、関川容疑者が虐待を主導したとみているが、容疑者を知る人の中には、なぜ周囲が気づけなかったのか、悔やむ声も聞かれた。
関川容疑者が生まれ育ったのは、八戸市沿岸部にある漁業が盛んな集落だ。昨年7月、親戚の60代の男性は、ウニ漁を手伝いにきた関川容疑者に会っていた。宮本容疑者や望愛ちゃんたちと市内で一緒に暮らし始めて間もない時期だった。
男性は「(関川容疑者は)いつもと変わらない様子だった」と振り返り、「周りが虐待に気づいてあげられず、亡くなった子どもに本当にかわいそうなことをした」と声を詰まらせた。
「子どもはかわいいが、親権を妻に取られた」
関川容疑者が幼いころには…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル